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Democratic People's Republic of Korea Tour Report

はじめに

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は世界観光機構(WTO)、アジア太平洋旅行協会(PATA)などの国際的観光機関にも加盟しており、日本からの観光客も一定の条件で受け入れている。外務省のホームページによると日本人の北朝鮮渡航(人)は年間1,616人(00年)となっているが、取り巻く環境やリピータが多いことなどを考慮すると一般的な海外旅行とは言えないようだ。
 観光の条件は、韓国ツアーの3倍ぐらいの価格設定のパッケージツアーに参加すること、四六時中監視される、自由行動はできない、一般人民との接触は一切できない(朝鮮語はできなくても大丈夫)などである。ツアー価格の点を除けば私にとっては至れりつくせりの設定だ。
 アリラン祭典も宴たけなわ、季節もよく観光には絶好の機会だ。だがしかし、「近くて遠い国」−北朝鮮、日本との国交はない、日本人の拉致問題、日本海の不審船銃撃事件、人民の飢饉、軍事独裁政権と、ちょっと怖そうだけど本当は恐ろしい国、北朝鮮なのか。

北朝鮮旅行(3泊4日)のために用意したもの

1 リュックサック(25L) リュックサック、スーツケースの人が半々。
2 カメラ FUJIFILM FINEPIX コンパクトカメラも何気なく撮るためには結構便利。
  三脚 スケジュールが忙しくてアリラン公演以外では使えなかった。
3 洗面具、医薬品、トイレットペーパー半ロール他。
4 ミネラルウォーター、コカコーラ。 行きの新幹線の中で飲んでしまいました。
5 ガイドブック「朝鮮魅力の旅」 旅行会社から参加者に配られたもの。
6 傘 まあ、折りたたみ傘ですね。 7 パスポート もちろん北朝鮮旅行にも必要だ。
8 双眼鏡(X8) 6倍以上は禁止との記述もあるが、現在は持ち込みができるようだ。
9 着替え 滞在日数に見合う着替えが必要だ、気候は日本とほぼ同じ。
  勿論ホテルでのクリーニングもOKらしい。
10 ヘッドライト 今回は出番はなかったが、あると便利なはずだ。
11 パスポート、貴重品を入れるためのポーチ。 現金は円、ドルが小銭まで使えた。

 持ち込めない物
 携帯電話機、日本の書籍、その他。

荷物

普通の海外旅行とあまり変わらない。

新潟空港〜ウラジオストック空港  the 1st day

 新潟空港からの出発なので東京の方から(彩の国のことらしい)の参加者には敷居が高い。
 時間があったので空港内のゲームセンターで、フライトシミュレーターに挑戦した。「いざ北朝鮮順安空港へ。ありゃ、ない!」TAITOさんわかってないな。あらためて大阪空港を目指したが、滑走路手前の海に墜落した。やっぱり、やるんじゃなかった。(-_-;)
 ゲームでは良くあることと気を取り直し集合場所へ。
 ツアー参加者は総勢50人くらいで2班に分かれていた。

 参加者は大体次の4つのカテゴリーに分類することができる。
 地球の歩き方な人
 海外旅行経験が豊富で、北朝鮮も1/全世界に過ぎない人。
自由時間のないこのツアーはあまり魅力がないのか、少数派。本編にも北朝鮮版はない。
 在日コリアン及び何らかの関係者な方 一番参加人数が多いのではないかと思われた。
 共和国なひと いわゆるヲタク、どうやって仕入れたのか、知識、情報を豊富に持ち、ガイドが答えにくいことを代わりに答えてくれたりもする。リピーター が多い。
 怪しいやつ はた目には何しに来たのかさっぱりわからない人
{自分でもよくわかってない人も含む(私のことだ!)}。

 手荷物検査は思ったほど厳重でなく意外にあっさり通過した。しかし、出発時間になってもウラジオストック航空のTu154mは、うんともすんとも言わない、結局エンジントラブルのため一旦降ろされて1時間半遅れで出発した。機内のBGMはStairway to heaven(天国への階段)だった。

 修理中の我々のウラジオストック航空
 Tu154m!新潟空港にて

 トランスファーのため初めてロシア(ウラジオストック空港)へ入国した、職員は殆どが女性で、男性はどこか見えないところで事務でもしてるのだろうか。
 そしてついに北朝鮮高麗航空Tu154bに乗り込んだ。女性客室乗務員の会話が聞こえてきた、初めて耳にするネイティブの会話だ。穏やかで優しい。テレビでよく耳にするアナウンサーの話し方とは違う。

 高麗航空Tu154bは我武者羅に飛ぶタイプでなく、とりあえず低く飛び上がっておいて、高度とか諸々のことはあとで解決しましょうというタイプに思えた。約1時間で順安空港である。真っ暗闇の中、機体は高度を下げ始めた、やがてどこかの暗がりに接地した。墜ちた!いや着陸した!順安空港だ。恐るべし北朝鮮パイロット。

 ウラジオストック空港ビル

ウラジオストック空港での高麗航空Tu154b

順安空港〜平壌市内 pyongyang

  空港ビル内は薄暗く、こまめに電気を消そうというよりも、必要なとき、ところだけを点灯しようとする方針のようだった。旅客は我々だけで構内は閑散としていた。
 金属探知機をくぐったが、全員のブザーが鳴ったようなので、ボディチェックをするための口実なのかもしれない。しかし手荷物に関しては、ノーチェックだった。

 
高麗航空機内で添乗員から受け取ったビザは単票になっており出国時には返却するので、パスポートには入出国スタンプを含め記録が一切残らないシステムになっている。
 手続き終了後、パスポートビザは、旅行中は(誰かの)安全のために現地案内人に預けなければならない。
怪しく浮かび上がる平壌順安空港 パスポートとビザ
 空港裏側の暗がり(本当は正面入り口)で、待っていた2台のバスに乗り込んだ。それぞれのバスには、運転手のほか、日本からの添乗員、現地案内員、監視員(と呼ぶ)がスタッフとして乗り込んで出発した。車両は右側通行だ。街路灯はなく真っ暗だが歩道を結構たくさんの人が歩いていた。アパートの部屋の明かりが見えるが、青白い部屋や、橙色の部屋がある。窓の色なのか、照明器具の種類の違いなのか。所々暗闇の中にオアシスのようにネオンサインが浮かび上がる。
 確かに北朝鮮の土を踏んだ!しかし暗くて街の様子はよくわからない。すばらしい演出だ。
 漆黒の闇の中、我々を乗せたバスは朝鮮民主主義人民共和国の麗しの首都、平壌市へと吸い込まれて行った。

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